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12月20日(月)

午前6時半  血液検査の為、血液採取
午前9時頃  吐き気止めの点滴投与
正午頃     タキソテール60mg投与

吐き気、ムカツキ、食欲共に正常

この夜はほとんど寝れない状態だったとの事。他は異常無し。

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12月21日(火)  BRETママ面会お休みの日

寝不足・便秘・寒気があったとの事。
熱が無いので、うがいとマスクと欠かさないように言われたそうです。

寝不足があった為に、睡眠薬(習慣性の無いもの)を処方される。
寝不足は免疫を下げてしまう為に、睡眠薬を使っても寝る事が必要との事です。

便秘については、急な刺激は避けたいという事で薬は処方されず。

睡眠薬のおかげで起床時間までたっぷりと寝れたそうです。

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12月22日(水)

便秘以外に異常無し。

昨日は父が知人と外出。魚介類が大好物の母の為にお土産として「マグロの兜煮」と
「生牡蠣」を買ってきました。

父 : 正月にお母さんと食べよう。冷凍しておけば大丈夫だろ?o(^∇^)o
私 : 兜煮はいいとしても生牡蠣は無理だよ・・・ε=( ̄。 ̄;)
父 : (´Д`|||)
私 : 明日持って行くよ!喜ぶよぉ〜!( -∇-) ジトーッ!
父 : (⌒∇⌒)

と言う事で、母の元へ持参しました。
便秘でお腹が苦しい中、美味しい美味しいと言って半分も食べていました。(笑)
残り半分は持って帰り、父と兄に食べさせてと言われました。
兜煮はチビ達にも食べさせてあげるようにとも。(笑)

夕食後、院内にてクリスマスコンサートがありました。
コンサートと言っても、学生さん達によるハンドベル・リコーダー・バイオリン・合唱などの
簡単なコンサートでしたが、会場となったカフェテリアには、患者さんや看護師さん達で
賑わっていました。
病院でクリスマスを迎えるのもいい気持はしませんが、笑って座っている母の姿が
見られただけも幸せなひとときでした。

夜、便秘薬を処方される。2錠飲むのが通常だけど、今日は1錠で様子を見るようにとの事でした。

院内を歩き回っている訳でもないのですが、便秘のせいかもしれませんが、
少し歩いただけですが体が疲れやすくなっているみたいです。

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12月23日(木)

便秘以外に異常無し。
血液検査の為、血液採取。

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12月24日(金)

朝食前に便秘が解消されたとの事です。(^^)

抗癌剤投与の後ずっと
びらん(ただれ)が続いており、ますます酷くなったとの事。
ウォシュレットの水さえも沁みるようになったそうです。
塗り薬は処方されていましたが、その薬も効果が無いとか・・・

母の担当医は外来中や手術の後など、少しでも時間があると病棟へ見回りに来てくれます。
患者や家族側としてはとても有難い事ですが、この先生、かなりお疲れな顔をされているので、
いささか可哀相にもなってしまいます・・・

母がびらんの事を話すと処置室で診てくれたそうです。(午前中)
抗癌剤によって癌組織が剥がれたのだとか。だから下の皮膚が現れ、びらんになっているそうです。
1回の抗癌剤で効果が出てきているのだそうです。

午後の回診の際に、担当医から詳しい説明がありました。
(びらんに関しては同じ事を言われました)
母の白血球の数値は通常で6000〜7000、昨日の血液検査の結果では5800〜5900くらいと
多少の減りはあるけれど、大丈夫な範囲だそうです。
27日に2回目の抗癌剤を投与し、28日に血液検査、29日の結果を見て、
数値に酷い減りが見られなければ、退院をして外来に変われるそうです。
退院予定は29日の午前中と決定しました!

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12月25日(土)

特に異常なし。いたって元気です。(笑)
作ったケーキが食べたいと言うので、ケーキを作り1ホールの半分を持って行きました。
夕食前にその半分を完食。(* ̄◇)=3 ゲプッ

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12月26日(日)

BRETまま面会お休みの日(自宅の大掃除ならぬ、小掃除に励む)

寂しいのか暇なのか2回電話がある。(笑)
8人部屋の半分以上が退院してしまったとの事でした。

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12月27日(月)

抗癌剤 2回目投与の日(タキソテール 60mg)
抗癌剤の中には元気になる成分が含まれているとの事で、
いつもと変わらず元気な患者さんでした。(笑)

本人が朝気づいた事だが、足のむくみが少し消えてきたとの事。
右足だけが酷いむくみ(浮腫)だったが、少しだけ細くなっていました。
これも抗癌剤がいい方に作用して、しこりが小さくなっている証拠だとの事です。

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12月28日(火)

ちょっと笑えるお話を1つ。
12月12日の先生方から詳しいお話がありました。(教授、担当医2名、合計3名)
病棟には説明を受ける部屋が別にあるのですが、そこで説明を受けました。

教授 : 私に向かって「えっと、あなたはどなた?妹さん?お姉さん?」
私 : え?!あ、娘です・・・。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
教授 : 今度はパジャマを着ている母に向かって「じゃああなたはどなた?妹さん?娘さん?」
母 : いえ・・・。私は患者です・・・。( ̄_ ̄ i)タラー

この教授、一見真面目風だけど、キャラがとっても可愛いのである。
今日の担当医の回診の際に、先日のこの話をして病室でみんなで大笑い。
「教授はキャラが強いからな〜」と担当医も言っていました。(笑)
そんな担当医のH先生も十分キャラが強いのであります。(笑)

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胸の心音にも異常無し。熱も無く、副作用も一切見られず。
1つ心配の
びらんに関しては、もう少し酷くなるとの事。
ちょっとエグリ取られるような感じまでになるが、その後は皮膚が徐々に再生されてくるとの事です。
今の薬(痛み止めと抗生剤が入っているクリーム)でも辛い場合は、他の塗り薬に変更してくれる
との事で、正月休みの間はこれで我慢。

明日の血液検査の結果、異常が無ければ無事退院!
「退院出来るわ〜♪」と喜ぶ母に、「退院しても患者は患者なんだからね、無理したら即入院だよ」と
キーパーソンである娘から言われ、大人しくなった母でした。(笑)

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お正月休みにも入るという事で、頻繁に担当医が病室へ来てくれる。

=つい先日の話の中から=
現時点での手術によって、90%以上の確率で治るのであれば手術も念頭に置くが、
CTやレントゲンを見る限り、手術をして成功する確率は80%あるかどうかとの事。
たぶん尿管、膣、肛門、腸内にまで進行していると思われるので、
尿管切除、膣摘出、肛門及び腸の切除をしなければいけないだろうと・・・。
しこりに関しても、骨盤の中に前から後ろに向かって一列にしこりが並んでいる状態なので、
大きく開腹し、最悪は骨盤の一部も削らなくてはいけないだろうとも・・・。

そうすると手術時間も10時間以上になるし、入院・回復の日にちも長くなり、
体力もかなり奪われるそうです。
そこまでの手術をしても、しこりや癌組織が全て取れるという保証が無い、と言われました。

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12月29日(水)

血液検査の異常も無く副作用もみられない為、
本日無事退院となりました。
私が早く病院へ行った為か事務処理も早くして下さり、午前9時半に病院を出発出来ました。

家へ到着するとチビ達の大歓迎がありました。
久々の母とのご対面にチビ達は大興奮。母もとても嬉しそうでした。
父が母の布団を布団乾燥機で温めてくれていました。
昼食後、布団で母+チビ達は気持良さそうにお昼寝をしていました。(∪。∪)。。。zzzZZ
母の居ない間はどことなく寂しそうなチビ達でしたが、今はやっと落ち着いたようです。

完治しての退院ではなく自宅療養の身。
家に帰れば帰ったで、入院中のように寝てばかりはいられないと思いますが、
やはり家が一番いいと言っていました。

来年4日には早速3回目の抗癌剤投与がありますが、
年末年始を家族みんなで迎えられる、家で迎えられるという幸せを今感じております。

 


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