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2004年9月初旬頃、足の付け根に骨が出てきたような気がすると
母が私に言ったのが事の始まりでした。

いくつかの病院で検査をするも原因が分からず、最終的に近くの大学病院へ行く事となりました。
大学病院へ行く前の病院で、もしかしたら
最悪リンパ腫かもしれないと言われていましたので、
専門の血液内科のある近くの大学病院へ行く事になりました。

シコリの大きさが最低でも4cmあったので、急遽摘出手術を行いました。(入院、局所麻酔にて)
シコリが小さい場合は局部麻酔や注射器にて簡単に取り出せるのですが、
母の場合はしこりが大きく育っていた為に手術にて摘出ぜざるおえませんでした。


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幸いにして
最悪のリンパ腫ではありませんでした。
しかし
腫瘍マーカーの数値が高い事が気になるという事を言われました。
(担当が血液内科から外科へ移行)

何もなくシコリだけが成長してしまう事はないそうです。
また、シコリが足の付け根という事で、ある程度の予測は出来るらしいのですが、
どこからくる「シコリ」なのか、それはどこなのか、「どこ」探しが始まりました。

子宮筋腫手術後1度も婦人科で受診していないという事もあり、
外科に加えて、婦人科の受診も同時進行になりました。

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10月の1ヶ月で行った検査は以下です。

*血液検査・・・数回
*尿検査・・・数回
*心電図
*レントゲン
*CT
*超音波検査・・・外科の依頼1回、婦人科の依頼2回(計3回)
*内視鏡(胃カメラ)
*内視鏡(腸)
*核医学検査(
ガリウムシンチ骨シンチ

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腸の内視鏡で、小さなポリープが発見され摘出しました。
組織検査の結果、
良性の腫瘍(癌)でした。
しかしこれと足の付け根のしこりとは、関係はないそうです。
検査結果の数値で言える事は、大腸に関しては完治の領域との事でしたので、
これに関してのその後の治療は何もありません。

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10年ほど前から陰部に痒みやただれがみられ、
どこの病院(婦人科)の塗り薬も合わず、悩みの1つだったそうです。
婦人科も数箇所行ったそうですが、洗浄と塗り薬だけで、回復する事はありませんでした。

その事を外科の担当医に話しをしたところ、同病院の皮膚科の受診を勧められられました。
内部に関しては婦人科でもいいけれど、皮膚に関する事は皮膚科の方がいいという事でした。

初診でしたが、診察して頂いた先生が教授でした。
「何でどこでも分からなかったかねぇ。これは
癌に移行する可能性があるものだと思うから、
すぐにでも組織検査が必要だよ。」
という事で、これもまた急遽、手術にて組織取りをする事になりました。(外来にて)

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シコリの話に戻りますが、母の場合は非常に稀で、どの検査をしても癌の元となる
原因の箇所が見つからないのです。しかしシコリは成長をしていて、足に凄いムクミが見られます。
また、
腫瘍マーカーも少しずつですが、数値が上がってきています。

通常の癌の場合は、その原因の箇所を治療していけばいい訳ですが、
母のように原因の元が分からない場合は、全身を治療をするしか方法が無いそうです。

治療方法には2つあり、シコリだけに重点的に放射線をあてる(またはそこだけに抗癌剤を
投与する)方法と、どの部分の癌細胞にも効く抗癌剤を全身に投与する方法です。

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同時進行していた皮膚科と婦人科の検査結果が出るまで、外科で「シコリ」の治療が始まりました。

治療方法は抗癌剤です。今だに「シコリ」の原因となる箇所が見つからない為、
全身どの癌にも効くという抗癌剤を点滴にて行われました。
点滴時間はおよそ2時間、外来にて行われます。

=塩酸イリノテカン療法=
1週間に1度点滴、それを3週間。次の1週を休んで、また3週間。(これが1クールです)
1クール終了したところで、
腫瘍マーカーの数値を見、次のステップに進むとの事です。
*次のステップとは、抗癌剤治療が終わりになるか、量を増減して続けるか、という事です。

11月10日、初めての抗癌剤投与後は、帰宅後に少し吐き気を訴えましたが
吐き気止め(毎食後、朝昼夕3回)を夕食後に服用。その後はとくに異常ありません。

 


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大学病院血液内科→外科及び婦人科、皮膚科

 

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